<郡山の奥座敷 磐梯熱海温泉>

郡山市はやまーゼ「磐梯熱海温泉 郡山の奥座敷」

郡山市中央公民館が主催する「はやまーゼ教室」
はやまーゼ教室とは、新しく郡山市へ引越しされた女性の方を対象に、「郡山を知ってもらうこと」と「仲間づくり」を目的に開催する教室です。麓山(はやま)地区にある郡山市立中央公民館で開催していることから、「はやまーゼ教室」といいます。
磐梯熱海温泉郷
今回のテーマは「磐梯熱海温泉ビューティー講座」です。昔から美人の湯として親しまれた由縁とは。
◇中通り地方では珍しいアルカリ泉
磐梯熱海温泉の泉質は、現在でも800年前の泉質と殆ど同じアルカリPH9.1単純温泉です。アルカリ泉質のお湯は、肌に取りつかずサラッとした感触があります。肌触りの良い源泉は「美肌の湯」として親しまれ、やけどや外傷、皮膚病などに良い名湯として古代から知られています。熱海温泉旅館ホテルには、湯量豊富な市営温泉が供給されています。郡山市営第1号泉、第4号泉、第7号泉。源泉温度53度。

 





磐梯熱海温泉郷

磐梯熱海温泉郷

元湯

◇熱海温泉の名称
1189
年、この地の領主となった源頼朝の家臣、伊東祐長(すけなが)が故郷の伊豆を偲んで名付けたとされています。開湯は約800年前。熱海付近の地名には、上伊豆島。下伊豆島の地名があります。
南北朝時代から室町時代初期の頃、公家の万里小路藤房の娘萩姫が不治の病にかかり、夢枕に立った不動明王から、都から東北方面に行き、500本目の川岸に霊泉があるというお告げを受けた。これに従って当温泉に辿り着いた萩姫は、湯治して全快したと伝えられる。これに感謝して侍女雪枝が不動明王を祀ったのが不動滝近くにある大峯不動尊だという。また、温泉街を流れる五百川は、この伝説が名称の由来となっている。

郡山地域に於いて、この時代には采女伝説から静御前のお話があります。奥羽山系では、高旗山。御霊櫃山。大将旗山など、戦国時代を思わせる名称もあります。その地域には、源田温泉。休石温泉。北の湯など、不思議と天然温泉が湧き出ているのです。語り草はともかく、1918年に四季彩一力が創業。2年後には詩人の大町桂月が宿泊して漢詩を残しております。庭園には、その詩碑がある。


皮膚病に効能あり
皮膚病に効能あり
熱海駅前の足湯

◇五百川の畔に自噴源泉
磐梯熱海駅近くに、共同湯「霊泉」元湯があります。
この温泉は、五百川沿いに昔から自噴していた温泉です。1738年頃に、この源泉効能を惜しんだ二本松藩本宮代官。吉田弥右衛門守舒が、村人達に欲舎浴槽を整備させて、温度調整もできるように伝授したところ、年中湯治客で賑わい地元の活況に精進しました。今で云う温泉満喫湯治ではなく、その殆どが皮膚病(くさっぽ)の癒しだったのです。

元湯は、100年程前に、営業していた湯元元湯旅館内にありましたが、当時の風情そのままに現在でも源泉入浴ができます。
元湯源泉温度は、30度前後と低いですが「ナトリウムイオン」「メタケイ酸」。が高いので功を奏しているのかもしれません。明治大正昭和初期の時代まで、病に勝る生薬治療法には限りがありました。そんな時にも、温泉効能が高い霊泉は庶民の頼り処になったのです。
熱海駅前の足湯
熱海温泉から岩代熱海。そして高度経済発展と共に会津観光の玄関口となり磐梯熱海温泉となりました。磐梯熱海温泉周辺には、郡山市発展の礎となった安積疏水があります。
安積疏水(あさかそすい)は、猪苗代湖より取水し、福島県郡山市とその周辺地域の安積原野に農業用水・工業用水・飲用水を供給している疏水である。水力発電にも使用された。安積平野は、阿武隈川に向かって傾斜して水利が悪い丘陵地帯であったこともあり、荒涼とした安積原野となっていた。
一方、明治維新の最中、各地で士族の反乱が起こり、その対策として安積原野開拓が脚光を浴びるようになる。1878年(明治11年)に、オランダ人技師ファン・ドールンを現地に派遣し、猪苗代湖から安積野原野一帯の調査を行い、その調査の結果、安積疏水の開削を政府に決断させた。1879年(明治12年)、国直轄の農業水利事業第1号地区として着工され、日本海への流量を調整して水位を保持する十六橋水門、安積地方へ取水する山潟水門が建設され、隧道・架樋等、延べ85万人の労力と総工費407000円(現在に換算して約400億円)によって、130kmに及ぶ水路工事が僅か3年で完成した。灌漑区域面積は約 9,000haと広大で、当地を一大穀倉地帯に変えた。
明治32年(1898年)に、猪苗代湖と安積疏水の落差を利用して運転を開始した沼上水力発電所。日本初の高圧電力の長距離送電により、郡山市の紡績や繊維産業の発展に大きく貢献した。日本初の高圧電力の長距離送電により、郡山市の紡績や繊維産業の発展に大きく貢献した。1908年(明治41年)からは、飲用水としても利用して郡山市の人口増加を支えた。

郡山市公会堂

郡山市公会堂はやまーゼ教室

はやまーゼ教室

急激な経済活動と共に、会社や企業接待が温泉付き宿泊宴会と変貌した。当時の郡山市内にある天然温泉旅館は、郡山市内から離れた山間の磐梯熱海温泉だけでした。まさに、郡山市の奥座敷となったのです。
磐梯熱海温泉の特徴は、「和風懐石料理。洋食の極み。風呂好み展望風呂。格安癒し宿。ビジネスホテル等など」現在でも、お客様の要望に応じて「磐梯熱海温泉観光協会」で宿選びができます。

【磐梯熱海温泉旅館協同組合/磐梯熱海温泉観光協会】
住所:福島県郡山市熱海町 磐梯熱海駅構内
(磐梯熱海温泉旅館協同組合)024-984-2182
(磐梯熱海温泉観光協会) 024-984-2625
FAX
番号:024-984-3056
メールアドレス:hagihime@rose.ocn.ne.jp
定休日:毎週水曜日、12/301/2
http://www.bandaiatami.or.jp/contactus 
磐梯熱海観光物産館
https://www.kanko-koriyama.gr.jp/tourism/detail3-10-508.html 

■熱海温泉合資会社 共同湯「霊泉」元湯
福島県郡山市熱海町熱海4-22
TEL:0249-84-2690
入浴料:600~大人500円 子供250
14
00~大人250円 子供125
■宝の湯
福島県郡山市熱海町熱海5-169
利用時間:16:0021:00
入浴料金:300

◇磐梯熱海観光物産館
住所 福島県郡山市熱海町熱海二丁目15-1
電話番号 024-953-5408
営業時間 9:0019:00
店休日 無休(臨時休業あり)

 

        
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