猪苗代湖の夕陽探訪。 福島県耶麻郡猪苗代町
12月の夕陽  <猪苗代湖の絶景>

■福島県の中央部に位置する猪苗代湖。
昔から天空の湖と称されて、多くの観光客が訪れる観光の名所でもある。
安積疎水は、水源の少なかった安積平野に潤いをもたらした。

■年間雨量が1,200mmにも満たない当地は、疏水が引かれる前は、阿武隈川に向かって傾斜して水利が悪い丘陵地帯であったこともあり、荒涼とした安積原野となっていた。安積原野を流れる、五百川、藤田川、逢瀬川、笹原川などの河川は流域面積が小さく、安積原野にあるため池群も流入河川がなく干ばつの影響を受けやすく、広大な原野は牛馬の餌となる牧草を取る入会地しか用途がなかった。

一方、明治維新の最中、各地で士族の反乱が起こり、その対策として安積原野開拓が脚光を浴びるようになる。ここに士族授産の国家プロジェクトとして、オランダ人技師ファン・ドールンの指導のもと、1879年(明治12年)より5年の短期間で安積疏水は開通した。灌漑区域面積は約9,000haと広大で、当地を一大穀倉地帯に変えた。 なお、郡山市は、平成の大合併により市域を広げた新潟市が誕生する前は、米穀生産量日本一の市であった。

1898年(明治31年)には疏水に水力発電所が設置され、その電力を利用した製糸業が発達し、また、1908年(明治41年)からは飲用水としても利用して、当地の人口増加を支えた。


12月の夕陽「心に残る湖畔の宿の夕陽」
■夕陽は、朝日とは異なり「心の封鎖」「事の閉め」などの、ネガティブなイメージがあります。しかし、夕陽には、身に余る「心の高ぶり」や我が身の「思い上がり」。幸喜した心を鎮めてくれる「心療効果」もあるのです。

猪苗代湖は山上湖でも、西側には奥羽山脈がありますので、湖上の朝陽は見ることができません。もちろん、一六橋方面からは山上からの朝陽と湖面の輝きはご覧いただけます。

右の写真は、晩秋時の夕陽です。
湖畔の宿で働く私には、いつも見ているせいか特別な感情はなかったのですが、日毎に移り変わる季節感が、落日の位置が知らせてくれます。
カモと夕陽
<カモと夕陽>
■猪苗代湖には、晩秋から数万羽という渡り鳥がやってきます。
一番多いのは、やっぱりカモ達です。11月になると、シベリアから白鳥もやってきます。数が増える頃には、磐梯山が雪化粧しています。

真冬の湖岸帯は、波の音と吹きすさぶ風の音だけです。
野鳥たちは多様達は、人が近づいても飛び立つことはありません。この時期だからこそ、自然が身近に感じられます。一人旅。夫婦旅。時には、不倫旅の方もいらっしょることでしょう。人其々が、心に残してほしい夕陽です。


夕陽風呂
<夕陽風呂>


■夕陽は、一人で見るか誰と見るか。
それとも露天風呂から眺めるのかによって、心に残る残像は異なります。
今日のケジメと、明日への活力を繋ぎ止めるのが心得です。とは言うものの、宴会前と後は大分違うものです。お酒の前は、世間話で大賑わい!飲酒後は?落ち込む人もいれば、黙り込む人。宴会の続きか、大声でしゃべりまくる人。そのどちらも、ドキュメント人生街道ですね。

露天風呂は、観天望気ならぬ心と体の健康には最適です!
頭寒芯温には最適です。この言葉は、頭を冷やして体の芯温を高めるということです。つまり、体温上昇による高血圧。心身疲労を与えない入浴の方法なのです。
温泉ソムリエ提唱する視野の世界。湖畔の宿には、天空の空と紺碧の湖が見渡せるのです。これらは、いかなる病院でも治療できない効能と効果があります。
天神浜の夕陽
<天神浜の夕陽>
■猪苗代湖の北側に、天神浜がある。
ウインドサーフィンでも人気がある場所です。

磐梯山を背景にして撮影するには絶好の場所なんです。
以前、TVロケを一年ほどしていたんですが、遠浅なので、冬場には湖底の造形物(植物の根さ藻の固形物)がみられます。

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