LETS"TRY 本流岩魚 IN GOOD LURE FISHING
南郷村のバイカモ
春の女神

人は、其々に季節の気配を感じ取るもので御座います。
私は、雪解けを待たずして自然界にお邪魔するので、
厳寒から目覚めたばかりの動植物によく出逢います。
左写真:梅花藻。
LureFishing 福島県南西部に位置する会津地方は、神代の村々に守られた原生林が未だに現存している。
そこから流れ出す豊富な渓水は、田畑を潤し糧となり酒となり来訪者を魅了する。


トロ場フィールド 落ち込みフィールド
    早春イワナの棲家「トロ場偏」
 厳しい冬を乗り越えた本流イワナは、水温が8度まで越冬水域から出ようとしない。山間水域のトラウトの動性を知るには、岸辺の草丈や花を見て判断するがいい。
枯れた葦際から、新芽が40cm程伸びている。水温は、10度近くまで上昇している証拠でもある。この状況なら、本流イワナが活性を取り戻している筈だ。トロ場周辺なら、カケアガリから落ち込む辺りをメインに探る事。

  早春イワナの棲家「急流偏」
イワナの越冬地は、圧倒的に障害物付近が多い。
本流域でよく見掛けるテトラ周りは、絶好の塒である。早春のキャストイメージは、浅場から深場にキャストするのだが、上の写真は逆モーション。滝壷のテトラ周りで絶好のポイントでも、キャスティングポイント「足場)が逆である。向かい側に行きたくても行けなかったのだ。このようなポジションなら、ロッドティップを水面に向けて、ワイドブレードのスプーンで底引きスタイルを取る。







イワナがヒット
本流の流芯攻略
山間の渓流筋から流れ込む本流は、早春ともなると水量を一気に増してくる。ルアーフィッシャーにとって、水温10度前後はベストステージだ。水深が1m50cm前後なら、8gバイトスプーンをセレクト。

この日も、レッドオパール&ブラックポイントをセットして利口なイワナにトライ。AM8:00頃、ようやく納得が行くアタリがグリップを突き抜けた。フックは手巻きの丸セイゴ鈎だから心配無用。
キャッチ イワナをゲット
Lure FishingTackle
本流とは言え、ターゲットは尺上から50cm未満。ハードなタックルより、テールウオークを楽しめる方がいい。私は、6ftウルトラアクションロッドに、ABU
33を使用。ラインは、5ポンド100ヤードを毎回交 換する。ラインキンクがでたら強度は3分の一になる。
複数のターゲット
本流域では、ポイント構成が広いので、イワナでも複数単位でテリトリーを持っている。ポイントによっては、ワンチャンスで終わりでは無い。素早くキャッチして、場を荒らさなければセカンドチャンスが訪れるでしょう。



本流イワナ
イワナの季節

山間の本流域は、五月中旬から六月中旬までが、盛期である。水温が18度を超えてくると支流域息に姿を消してしまう。
本流ヤマメ
ヤマメの季節

イワナと入れ替わりに、六月上旬から姿をあらわしてくるのが本流ヤマメだ。水温が18度前後を一番好むので、アユ解禁直前まで狙える。
本流イワナ
ヒットアベレージは40cm級
オリジナルルアー
オリジナルスプーン
五月イワナ
精悍な本流イワナ