春 工房 |
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![]() ◇ガーデニングに、いい季節となりましたね。
と言っても、お庭だけがガーデニングスペースとは限りません。 自分のお部屋に帰った時、いい香りが漂っていたり自分の森があったら、きっと心が癒されるでしょう。そこで今回のアレンジメント教室は、竹を使用した野草と苔のアレンジメントを楽しみます。(森とは、自分だけのオアシスを育成する) 今回の教室に参加して戴いたのは、お友達同士の女性8人組。 アウトドアスポーツ大好きとか。でも、ガーデニングはみんな初めてなのだそうだ。 ![]() カットとは、竹の上半分を切り込んで植え込みスペースを造るのだ。これが又、女性にとっては大変な作業になる。 何しろ、殆どがノコギリなんて使った事が無いから! それに加えて、普通の真竹ではなく孟宗竹(食用タケノコ)だから肉厚が倍以上厚く硬いのである。 何度も手を貸そうかと思ったけど、みんな頑張り抜きましたネェ〜。 その根性に惚れこんで、俺も時間を忘れて入れ込んでしまいました。 ■ンーん!!中々うまく行かないよぉ〜
◇次の工程は、持ち手を創作する。 これは、竹の両サイドに持ち手用の蔓をレイアウトするのです。 蔓は、自然のアケビ蔓と山ブドウ蔓を使用しますので、1本毎に素性があります。この蔓素性を活かしながら、相性の合う別の蔓に絡ませて持ち手を作るんです。これは製作者の個性がアレンジメントに表現されますから、似たようなものが合っても同じものは絶対にできません。 ◇植え込みには、バランスが大事です。
背丈の高いもの(シュンランやショウジョウバカマ)は、バックサイドに落ちつかせる。足元を賑やかにデコレーション(スミレやイチリンソウ)すればいいでしょう。 |
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![]() ◇次の工程は、野草を苔で包み込みながら植え込んでいきます。 このときが一番、楽しいようでしたね。苔を無造作に張り付ける方。何本もまとめて植え込む方といろいろ。ここでちょっと待った!!何でも植え込めばいいってもんじゃない。 野草の高低差。つまりレイアウトが大事なのだ。 どちらから見る時間が多いのかで、キーポイントになる野草の配置が換わってくるのである。やはり、見た目は奥手にハイブッシュ(背の高いもの)を植え込んでから、手前にローブッシュを寄せ植えしていく。
今回用意した野草は、ハイブッシュに春蘭とインレイソウ。ローブッシュにはスミレとコゴミ。イチリンソウ。そしてスギゴケと銀ゴケ。植え付け苔は、シノブゴケを使用。
![]() ◇ようやく完成しました。製作時間は、約4時間も掛ってしいました。でも、満足のいく大作でしたよ。 ![]() ■玄関先や窓辺に飾れば、日増しに育つ楽しみと春の匂いが楽しめるでしょう。
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