五穀豊穣の妙見山! 福島県郡山市

六地蔵と妙見山☆絶妙の彩り「晩秋の妙見山」(郡山市三穂田町下守屋)
 五穀豊穣の神が宿る妙見山

■郡山市と、須賀川市(旧岩瀬村)の境界に位置する 妙見山(標高772)。頂上には、五穀豊穣の守護神である飯豊和気神社(昭和56年新築)があり、山道には珍しく幅広い登山道が整備されている。

この山の飯豊和気神社の祭神は、息長足姫命、御饌津命、妙見尊である。延喜式神名帳に、掲載されている古い神社だ。御饌津命は穀物神、農業神でもある。2006年は、424日が神社のお祭りだった。登山というより、家内安全参拝の目的も兼ねてトレックする方が多い。昔は、近隣在農家の参拝者が多く賑わいをみせていたという。旧守屋宿の入り口に佇む六地臓。
ここから、御代。福良。赤津の宿に入り会津に至る街道があった。
今では通る人もおらず、荒れ果ててしまった街道だけが野に埋まっている。


鳥居「最初の鳥居」
■妙見山は、第一種緑地環境保全地域に指定。
昔ながらの環境が守られている地域でもある。登山口は、ペット霊園北のバイパスから農道に進入して西に向う。目印には、小さな
参道入り口ガイド板が立っている。狭い舗装路が500Mほど続いているが、石の鳥居から少し先で終了。此れより先は、小型車でようやく乗り入れる事ができ未舗装が続いている。


入り口■最初の鳥居からトレックする場合、次の
木の鳥居までは緩やかながら歩いていくと約40分ほど掛かります。しかし、この間の小径木地帯が一番彩が鮮やかになります。その途中からは、南東の位置に岩瀬地方が一望できます。





参道トレック   「晩秋の彩り」

■最初の鳥居から少し進むと、林道は南側に沿って続く事になるので、陽射しがあれば最高のコントラストを楽しむ事ができます。紅葉を楽しむ時には、下から上空の葉を見るよりも上から下方を見る方が色鮮やかです。湖などなら、水面反射があるので葉の両面が紅葉しますが、山間部では斜陽が少なく上面だけが鮮やかになります。

晩秋になると、山桜の木肌は黒っぽくなります。

アンダーゾーンに垣間見るカエデやモミジは素晴らしいですよ!




参道入り口鳥居
■最初の石の鳥居から、2キロ程で木の鳥居が現れる。ここからが参道になる。直ぐ傍の駐車スペースは3台前後。もう少し先には、高旗林道からの交差点にちょっとした広場があるので駐車可能です。

往路
3時間以内のトレッキングだけど、熊の出没に備えて鈴の装備は忘れないように御願いします。急斜面ではないけど、上り坂が延々と続きます。しかし、樹木の間からは、ビッグアイを目印に郡山市街。阿武隈山脈右前方には、須賀川市が見えてみます。


樹林の紅葉山全体の紅葉は既に過ぎている。
しかし、晩生種の真っ赤な
モミジは素晴らしい眺めです。

周辺の樹木は、ブナ、ナラ、カエデなどの自然林が多く、ブナの木の肌と黄色のカエデ。ミズナラの乱肌に、真紅のモミジが印象的でした。この向うに、岩瀬地方がチラリと見えるのだが、そこが又いいんです。

これからの季節は、バードウオッチングに最適です。
何しろ、俺の頭と同じく木々の葉が落葉して丸見えだからね!
一人で山の中をトレックしていると、孤独だけど静かな山の空気に何故か合うんですよ。でも少し寂しいかな。







紅色 「ジシャカラと小モミジ」
■木肌がスベスベして美しい木が、ジシャカラである。
この木の実は、餌の少ない冬場で野鳥の貴重な餌となります。
後方にはアンダーな山桜。手前が白い肌。
そこに挟まれた素晴らしい色気?いいですねぇ。
いっぱい色気のお話をしましたので、この辺で失礼致します。 



のんびり露天風呂



 <のんびり温泉露天風呂>
■妙見山から北に約3k地点にある「のんびり自然温泉」
疲れたカラダを癒すのには最高の温泉です。
泉質は、無色透明で肌がスベスベになりますよ!
大浴場から渡り廊下の階段を降りると、大きな大露天風呂があります。
秋の名残色を味わいながら、思いっきりリラックスしてください。

■のんびりレストランからのお知らせ。
食欲の秋にはジンギスカンのバーベキューはいかがですか。
食通には、味を染み込ませた鹿肉の焼肉もお楽しみ戴けます。
冬の特別メニューとしては、鍋物を御用意しています。

●つづく。NEXT
●アクセス:郡山駅より福島交通バス「下守屋行き」下車。
●自然温泉:のんびり温泉。
●管轄HP: 郡山市 ● 観光協会: 郡山市観光協会